2018年11月13日
ローコスト住宅 人件費について
家を建てる時に知っておきたい100のこと#37
ローコスト住宅で建てる時の注意点では、
標準仕様について、書かせていただきました。
その他にもローコスト住宅について、色々書いてます。
その中で、安くなる理由として挙がる
② 過度な広告はしない
③ 人件費削減の努力
④ 手間の削減
について、書きたいと思います。
確かにハウスビルダーは、大手のようにTVCMをたくさん流す
なんてことはしてません。
しかし、広告をしないで、売上が確保できることはなく、
多かれ少なかれ、広告費は計上しています。
例えば、住宅展示場の出展維持費は、年間〇千万かかりますし、
そこに建てる、夢のような大邸宅の建築費用も、相当かかります。
一概に、広告費をかけていないというのは、どうでしょうか?
次に、人件費についてです。
あなたが、もし!
ハウスビルダーやハウスメーカーに建築をお願いしたとします。
そこの施工会社が地元の下請けの大工さんを外注で
依頼していた場合、
安い費用で施工を請け負わされる大工さんは、
クオリティの高い仕事が出来るでしょうか?
ただでさえ、大工さんなどの職人さんが不足している
この国で
「請負金額は安く!施工品質は高く!」
などと高い志を持って仕事されている方が
いったいどれだけいるでしょうか?
そして、
一番、問題なのが、手間の削減です。
ローコスト住宅の建築現場に行くと
現場監督さんがおられますが、
現場監督は、若い経験の少ない方が多いように感じます。
しかも、担当している現場が多いのか、
ある程度、施工は、下請けに任せているのか、
現場に来る頻度も少ないように感じます。
人のチェックがない現場では、
どうしてもミスや手抜きが起こるのは仕方がないと思います。
下請けの大工さんは、安い金額で請け負っていますし、
昔気質の大工さんが減る一方です。
その状況下で、住宅は建てられるのです。
建売住宅のように、建築時に、
施主がいない場合、
それが、もっと顕著に現れます。
考えただけで、ゾッとします。
先日、TVのニュースショーで、
そこに出演していたあるコメンテーターが、
外国人から見て日本人の不思議なことで、
こうコメントされていました。
『日本人は、ファーストフード店に対し、クレームが多い。
安い食事を提供している店に、そこまで、要求するのは、
おかしい。』と。
ローコスト(低価格)住宅だから、
『そんなの仕方がないよ。』
と、考えないといけないのかもしれません。
でも、ローコストとはいえ、
数千万もする建築費
数十年続く住宅ローンの返済
欠陥がみつかった時の修繕費用
紛争になった場合の時間と費用
そしてみなさんの夢の対価
決して安くないと思います。
でも、対処法は、あります。
ヒントはCM方式です。
何度も、そのことについては、説明してますので、
過去のブログをお読みくださいね。
建売住宅 購入前にここだけは見てください‼
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