ローコスト住宅で建てる時の注意点
家を建てる時に知っておきたい100のこと#36
前回、ローコスト住宅を提供している方側の理由を書き出しました。
うちの工務店では、『もっと他にも、努力しているよ~。』
という会社もあるでしょう。
確かに、すごく企業努力を行い、安くても良質な家を
建てるハウスビルダーさんは、中には存在します。
決して、ローコスト住宅が全て悪いといってるわけではありません。
誤解をしないでくださいね。
では、本題です。
少し違う視点で考えてみましょう。
ローコスト住宅の安さの理由
① 建材を安く仕入れているから
について、考えてみましょう。
当たり前ですが、ローコストは、ずばり『低価格』です。
まずは、標準仕様についてです。
当然、商社と握った(約束した)建材の発注数量をこなすためには、
どんどん家を短期間に多く建てなければなりません。
だから企画したとおりの家を建てる必要があります。
なので、
ほんとうに安く建てたい方は、
全て企画の標準仕様で建てましょう❕
例えば・・・・
『キッチンは、アイランドキッチンに、してほしい』
『お風呂を1坪から1.25坪にしてほしい』
『2階にもトイレを設置してほしい』
『床は無垢材で』
など、
希望を言ってはいけません。
希望を言いたい方は、
初めからローコスト住宅を選ぶべきではありません。
元々、安いから、
『 100万円や200万円ほど、少しくらいぜいたくして、
高くなってもいいんじゃない? 』
こんな安易な考えが、積み重なり、
『結局、注文住宅の建築費並みに、なってしまった。』
なんてことも、よく聞く話です。
なぜ、そういうことが起きるのでしょう?
それは、仕入れの掛値が大きく変わるからです。
なので、標準の建材以外の物は、ほぼ定価で、見積もりに
算出されてしまう恐れがあります。
そして、使用しなくなった建材(標準仕様の建材)が見積もりで
『差し引きされていない』
若しくは、
『仕入れ値分の金額で差し引き』
となるので、差額が余計に大きく広がります。
オプションを追加すればするほど、
当初の本体価格から
かけ離れる現象が、見積もりで起きるのです。
なので、ローコスト住宅で本当に安くする方法は、
全て標準で家を建てることが求められるのです。
次回は、ローコスト住宅は、本当に安いのか?その2
② 過度な広告はしない
③ 人件費削減の努力
④ 手間の削減
について、書きたいと思います。
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