家を建てる時の基礎工事までのチェックポイント④布基礎・べた基礎
家を建てる時に知っておきたい100のこと#42
家の基礎は、建物の基になる大切な部分です。
この基礎の工事が、出来てなければ、その後の工事も、
それに伴い、誤差が生じます。
足元は、非常に重要です。
布基礎とは、
Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが、
連続して設けられた基礎です。
立上りの幅は120mm以上、
立上りの高さは地面から400mm以上を確保します。
なので、幅は12から13センチメートルが望ましいと言われています。
高さは少なくとも45センチから60センチが望ましいと言われています。
逆さT字の底の部分を『フーチング』と言います。
そのフーチングの幅が狭すぎると、建物が沈下して、
ゆがみを生じさせたりします。
フーチングの幅は
45センチメートルが望ましいと言われています。
(地耐力により数値が変わります。)
厚さは15センチメートル以上です。
鉄筋の径は、9ミリメートル以上で30センチメートル以上の間隔が必要です。
この他にも、
基礎に関して、
建築基準法では、施行令第38条、
建設省告示 平12年 第1347号の規定により
基準が決まっています。
べた基礎とは、
建物の直下全面を板状の鉄筋コンクリートで敷設した基礎です。
家の荷重を底板全体で受け止め、面で支えます。
立上りの幅を12センチメートル以上、
底板の厚さを15センチメートル以上、
立上りの高さを地面から40センチメートル以上。
ベタ基礎は布基礎に比べ、コンクリートと鉄筋の量は増えます。
布基礎の場合、
①フーチング(逆さT 字の底
②立上り
③床下の押えコンクリート
と、3回に分けてコンクリートを打設しなければなりません。
その点、 ベタ基礎は
①底板
②立上り
の、2回の打設ですみます。
最近では、手順が少なくなりますので、べた基礎が一般的になっています。
ベタ基礎は
立上り基礎で囲まれた区画の面積が大きくなると、
底板の厚みを厚くしたり、
地中梁を設けるなどの処置が必要です。
ベタ基礎は『不同沈下を起こさない。』といわれています。
しかし、
ベタ基礎を採用していても、
敷地全体の地耐力が均一でない場合は、
不同沈下が起こる可能性があります。
地盤が軟弱な場合、ベタ基礎は布基礎に比べ
地盤への荷重が掛かるために、
構造計算のやり方によっては、
布基礎を採用した方が有利な場合も出てきます。
尚、布基礎は、べた基礎より、立ち上がりの高いので、、
鉄骨系のプレハブ住宅では、ベタ基礎ではなく
布基礎を採用する場合が多いです。
ここでのチェックポイント
1、基礎の幅や厚さ、高さを確認しましょう。
2、フーチングの幅、高さ、厚さを確認しましょう。
3、鉄筋の太さ、間隔を確認しましょう。
4、天端のレベルが出ているか確認しましょう。
5.地中梁を確認しましょう。
基礎に関しては、チェックするとなると、
専門的な知識と経験が必要です。
施工会社と利益の関係のない『第三者』の建築士に
チェックはしてもらいましょう。
家を建てる時の基礎工事までのチェックポイント①地縄張り
家を建てる時の基礎工事までのチェックポイント②水盛遣方
家を建てる時の基礎工事までのチェックポイント③根切り・割栗地業・捨てコンクリート
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