家づくりのための土地探し注意点
家を建てようとする人の土地探し(物件探し)は、十人十色です。自分にとって、何が重要かを考え、優先順位をつけましょう。不動産屋さんに相談したり、不動産のポータルサイトで探したりする方が多いのですが、やみくもに家探しや土地探しをする前に、ポイントを絞った方が効率的です。
では、家づくりのための土地探しで重要なポイントは、利便性と土地の広さ、形、条件、配置となりますので、ご自身の希望を把握していきましょう。
①利便性
駅からの距離、バス停、公共施設の有無、スーパ―マーケットや銀行、郵便局、お子様のことを考慮して
小学校や中学校の校区と学校までの距離等、自分の生活にとってなくてはならない施設を確認すること。
②土地の広さ、形、条件、配置
・広さ
用途地域の確認は必ず行ってください。土地の大きさに対して、建てることが出来る家の最大面積が算出できます。
・配置
間口(道路と接する土地の長さ)、敷地の高低差、前面道路の幅(4M以上あるか)、地盤の状態を確認しましょう。
・条件
インフラの整備(給排水、ガス設備の敷設)、騒音、振動、におい等、現地で確認しましょう。
・景観
京都や芦屋の六麓荘のように、条例等により家を建てる際に、制限がつくような土地があります。
例えば、京都の場合、外観の色や建材の指定されたり、建てる建築会社まで指定される場合もあります。
芦屋の場合、1区画、300坪から400坪以上を標準とし、前面道路は幅6M以上で、新築の際には、町内会の承認が
必要となります。
・自然災害の可能性
過去に大きな災害が起こっていないか確認しておきましょう。
国土交通省のホームページで災害のハザードマップが参照できます。
その土地に住めば、身の回りでどんな災害が起こりうるのか充分に調査しましょう。
また、地名にヒントが隠されていることもあります。代表的な例が「さんずいへん」です。(河、池、浜、津)といった水に関する
漢字に付く部首です。さんずいへんの付く地域は以前、川や池だったのかもしれませんね。
諸説ありますが、大阪に「梅田」という地名があります。現在の大阪駅周辺は、豊臣秀吉の時代に淀川の氾濫が多く、その地域は低湿地帯となっていたそうです。その低湿地帯を埋めて田にしたことから「埋め田」と呼ばれ、後に「梅田」とされたと言われています。