2018年9月25日
生活音の遮音対策
家を建てる時、知っておきたい100のこと#20
家を建てる前に、生活音の遮音について考えておきましょう。
家を建てた後に、生活音が気になり、その音の遮音の工事をするとなると、壁や天井などをめくっての工事となり、大掛かりになりますので、当然、工事代も高くなります。
設計段階から、対処しておけば、意外と安くすみます。
例えば、木造の場合で上下階の生活音は、気になり始めると、すごく気になります。
家を建てる前になら、フローリング材の下に遮音シートを敷きこむことで、遮音の効果があります。
更に、1階の天井(2階の床)にグラスウールを敷きこむとRCの床まではいきませんが、それに近い遮音性まで高めることが出来ます。
グラスウールは、断熱性にも恵まれていますので、一石二鳥の効果が見込まれます。
最近は、1階の天井にグラスウールを敷きこむことは、当たり前になってきましたが、家を計画中であれば、今の設計で、あなたの家がそういった仕様になっているか、確認してみてください。
トイレを利用するたびに聞こえる、ジャーッといった排水音も、
配管に遮音シートを巻きつけたり、遮音シートで排水管を囲ったりして遮音をすると、その排水音も軽減されます。
木造の場合は、ある程度の生活音は致し方がないとはいえ、
ちょっとした工夫で、ある程度のレベルまで遮音性を高めることが出来ます。
遮音シートやグラスウールはそんなに高いものではありません。330坪くらいの建坪のお家なら、材料費は数万円です。
1階2階の遮音と断熱を考えて、是非、ご一考してみてはいかがですか?
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