2018年9月26日
全期間固定金利型の住宅ローンに向いている人
家を建てる時に知っておきたい100のこと#21
全期間固定金利の場合は、借り入れの申し込みか、融資が実行された時点で、借り入れた当初から完済まで金利が確定します。元利均等返済を選択した場合は、毎月の返済額が変わらず、長期的に家計の管理がしやすくなります。
フラット35では、若い世代の期間の負担を減らすために、当初10年間の返済額を低くし、11年目から借り入れ当初に決めた金利に変更するような『段階金利』という借り方もあります。(当初5年間の段階金利型の商品もあります。)
全期間固定金利は、変動金利や短期の固定金利期間選択型と比較して適用される金利が高めとなります。
今の低金利時代においては、最終的に全期間固定金利を選択した方が、総返済額が少なくなるかもしれません。
住宅ローンは長期に亘りますので、結果は『神のみぞ知る」
なのですが・・・。
少なくとも金利上昇のリスクは無いですし、総返済額が確定しますので、人生における設計をするうえで、管理がしやすくなることは
間違いありません。
全期間固定金利型の向いている人
①将来、金利上昇が起きた場合に、対応できない人
②教育資金の準備などの計画的に貯蓄をしたい人
③段階金利型にして、15年くらいで完済できそうな人
ただ、金利や総返済額を見た場合、金利の設定が変動金利型の商品と比べて、不利に感じることもあります。
あなたにとって、全期間固定金利がいいのか、変動金利がいいのかを、プロのFPさんに相談してみてください。
人はそれぞれの人生設計や趣味や仕事、様々な要素があり、
何を優先するのか、じっくり考える良い機会にもなります。
次回は、固定金利期間選択型は、どんな人に向いている?
を書きたいと思います。
- 前の記事:生活音の遮音対策
- 次の記事:建売住宅を買う前に、ここだけは見ておきましょう