2018年11月14日
木造の3階建て住宅
家を建てる時に知っておきたい100のこと#48
建売住宅で、3階建ての家が販売されることがあります。
限られた土地を有効に使いたい。
高い価格の土地を小さな区画にして、販売しやすくしたい。
などの理由からでしょう。
木造の3階建て住宅は、2階建て住宅と比べて厳しい条件で建築しなければなりません。
建築基準法では、2階建て住宅の構造計算は、簡便な方法で
行わることが一般的です。
その構造計算は、建築確認の申請にも添付されません。
それが認められているからです。
ところが、3階建ての家は、かなり難しい構造計算をする必要が
あります。
当然、建築確認の申請にもその構造計算書の添付が必要になります。
それが役所や審査機関の審査事項になっています。
3階建ての家は、2階建て比較しても、耐力壁と言われる、
家を支える壁が、2階建ての家の2.5倍ほど必要となります。
建築確認の申請の為には、3階建ての家場合は、1階の壁の
ほとんどを耐力壁にしないと、構造計算をクリアすることが出来ないと言われています。
しかも、土地が狭い分、道路斜線や居室の採光の確保など、
かなり厳しい設計が必要となります。
準防火地域での外壁や屋根の防火のための必要な処置も
必要となります。
その分、精密に設計されますので、実際に建てられた家は、
安心な住宅となります。
その反面、設計と異なる建築や違法に変更して建てられた家は、
非常に危険な家となります。
建売住宅 購入前にここだけは見てください‼
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