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神戸不動産日記

木材について
2016年8月5日

木材について

木造の注文住宅や売建住宅などで家を建てるとき、家の材料に欠かせないのが木材です。マイホーム計画をしている人は、ぜひ、木材のことも知っておいてほしいと思います。
木が伐採され木材になりますが、木材になっても呼吸をしています。
木材は年数が経つほど乾燥して固くなります。
木材の寿命は、700年と言われていますが、法隆寺の柱は1400年の間、支えています。
古民家で使われている梁や柱は、100年以上経った今でも、木材として今でも充分に使用することができるのです。
現代の建材は、実は木材の寿命ではなく、接着剤の寿命が目安になっています。
このように人工的に木材に人の手が入ることにより木材の寿命が短くなっています。
家を建てる時に、是非、木のこと、木材のことを知ってください。

AD材(Air Dry  エアードライ)・・・自然に乾燥させた木材

AD材は、自然に乾燥しているので、材面割れが生じやすく、強度不足になると不安に感じたユーザーからのクレームにつながることが多くハウスメーカーなどでは、クレーム対策としてKD材を使用する頻度が高くなりました。

AD材は、自然乾燥ですので、当然、表面から乾燥していきます。それによって表面側が収縮しますが、内部は未乾燥により体積を維持しています。表面付近には年輪方向の引っ張り応力が発生します。それがひび割れの原因となります。

このひび割れは、見た目は悪いのですが、強度に問題はありません。

KD材(Kiln Dry  キルンドライ)・・・木材を人工的に乾燥させた木材

KD材は、高温の蒸気を当てて木の内部の水分を高温の熱により乾燥させます。その際、先に内部よりも外部が先に乾燥するので表面に蒸気を当て、「ひび割れ」にならないようにします。

KD材は、木材に人工的に高い熱を加えて強制的に乾燥させる方法です。その際に木材の繊維が傷つけられ、木材の本来持つ耐久性が低くなると言われています。最近の高温乾燥では、85℃以上で木材のリグニン成分を軟化させ、その後120℃以上で乾燥処理をするのが基本です。このリグニン成分の軟化により木の組織結合が弱まります。これが耐久性に少なからず影響を与えます。さらに、高温によりセルロースが糖に変わることにより、シロアリに対する防蟻性を落とす可能性も高いと言われています。

グリーン材・・・乾燥させていない木材

グリーン材は、小屋裏の束のような目に見えない部材として使用され、建築中や建築後にそのまま自然乾燥していきます。

集成材・・・幾つかの木片を接着剤で張り合わせて1本の木材にしたもの

集成材は、工業製品ですので、品質にむらが無く、構造の計算が可能ですので、ハウスメーカーで良く使用されています。

あくまでも、接着剤で張り合わせしていますので、いずれは外れてしまう可能性は否めません。

皆さんが、家づくりを始めるときには、家に使用する木材について施工会社に聞いてみてください。

最近では、KD材が主に使用されることが多くなっています。

家づくりをされるならば、やはりコストは上がるかもしれませんが、出来るだけ人の手が入っていないAD材を使用することをおすすめします。

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