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神戸不動産日記

家の断熱
2019年7月10日

家の断熱

家を建てるにあたり、家の性能というのはかなり重要です。

工務店を選ぶ際は特に2つの項目を重要視します。

それは「構造」と「断熱」の2項目です。

今回は、この断熱についてです。

断熱性能はQ値とC値という数値で、比較することができます。

簡単にこの2つを説明すると、

Q値は家の断熱性能を数値に表したもので、

値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。

次にC値とは、家の気密性能を表す数値となります。

こちらも数値の小さいほうが、気密性能が高くなります。

Q値は次世代省エネ基準として2.7以下の数値にするように

規定されていますが、次世代省エネルギー基準といっても

何年も前に決められた数値なので、次世代省エネ基準は

クリアして当たり前になってきます。

「うちは次世代省エネ基準をクリアしています」という工務店は、

別にすごい基準を超えている訳ではなく、最低限クリアしないと

いけない当たり前の基準を超えているという認識を持ってもらえば

大丈夫です。

Q値は関東から西の温暖な地域であれば、

2.0以下が一つの基準となってきます。

それよりも寒い地域であれば、もっと低い数値にする必要があります。

ただ、Q値というのは極端な話、窓を無くしていけば

数値が良くなっていきますし、小さい家ほど数値が悪くなるという

欠点もあります。

そのため、これからは「外皮計算」と呼ばれるものや

「一次エネルギー消費量」という数値に置き換えられるようになって

おり、性能にこだわった工務店はすでにQ値でなく外皮計算の数値を

出すこともあるので注意が必要です。

次にC値ですが、C値が良ければ良いほど家に隙間が無く、

冷暖房で温めたり、冷やしたりした空気が外に漏れるのを

防いでくれます。

一方、C値が悪い家だとせっかく温めた空気が

ダダ漏れとなってしまい、

冷暖房効率の悪くて寒い家になってしまいます。

C値の目標としては、できれば1.0以下を目指したいところです。

最低でも2.0以下は確保したいところです。

ただ、C値は腕の良い大工がいるから上がるわけでもなく、

会社として勉強や試行錯誤を行い、C値を良くしようとしない限り

C値は良くなりません。

そのため、気密性能に意識のない工務店であれば、

C値自体を計測したこともなく、自社で建てる家がどれくらいの

C値なんかも知らない工務店なんかもあります。

その場合は、性能に対する意識が低すぎる工務店なので、

すぐにお断りを入れてしまうのが無難なのかもしれません。

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