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神戸不動産日記

工務店選びの8つの基準 
2019年7月10日

工務店選びの8つの基準 

8つのポイントを元に工務店を見ていきます。

工務店を見る時の8つのポイントとは、

「会社の信用力」

「デザイン(間取り)」

「性能(構造)」

「性能(断熱)」

「工事現場」

「価格と仕様」

「社員」

「アフターサービス」

以上の8つです。

この8項目は、今まで私が数多くの工務店を見てきた中で、特に注目したほうがよいポイントをまとめたものです。

実際に工務店を評価しやすくなるので、ぜひこの8項目に注目して工務店を見てみることをおすすめします。

 

信用力というと会社の規模やブランドといったところを思い浮かべる方が多いと思います。

もちろんハウスメーカーのように会社の規模が大きいほど信用力が高く感じられますが、ここで言う会社の信用力はそれだけではありません

たとえば、いくら会社の規模が大きくても、会社の雰囲気が暗ければ何か問題を抱えている可能性が高いですし、そんな会社では社員の離職率も高くなってしまいます。

そして、会社の大小にかかわらず、態度が 横柄で あったり事務所がいつも散らかってたりする会社は、やはり信用力が劣ってしまいます 。

いつも汚い会社に、物が片付く家をつくれるとは到底思えません。

そして、まず工務店を決める時に必ずよく見て欲しいのが、これまで工務店が建てた家のデザインが好みなのかそうでもないのかという事です。

工務店には得意のスタイルというのが必ずあります。

め、工務店が建ててきた家のデザインがどれだけ自分たちに合っているかが重要となります。

デザイン以外にも、家を建てるには間取りが無いと家を建てられません。

この間取りをどれだけ希望に沿ったもの、さらには希望を超えるものにしてくれるのかは、その工務店の設計力次第となってきます。

実力のある設計者がいる工務店の場合、周りの設計者も実力のある設計者の影響を大きく受け、レベルの高い家ができます。

 

次に性能です。

家を建てるにあたり、家の性能というのはかなり重要です。

工務店を選ぶ際は特に2つの項目を重要視するのがおすすめです。

それは「構造」と「断熱」の2項目です。

まず構造の評価方法についてですが、

耐震等級は1~3まで等級があり、数字が大きいほうが耐震性のある家ということになります。

耐震等級1とは建築基準法をクリアするレベル。耐震等級2で建築基準法の1.25倍。耐震等級3で建築基準法の1.5倍の強さがある家となります。

どのレベルでお願いするかは、人それぞれですが、

通常のお家を建てる場合は、耐震等級2くらいがおすすめです。

また、性能(構造)は耐震等級だけでなく、構造材として使う材料も評価の基準となってきます。

分かりやすいところだと、柱の太さや梁と呼ばれる構造材の大きさです。

柱の大きさや使う材料は工務店によって違うので、ここは必ずチェックしたいポイントです。

他には基礎をどれくらい頑丈につくっているかも工務店により違いがあります。

やはり基礎は強ければ強いほどメリットはあるので、基礎の違いも評価したいポイントです。

ただ、基礎を強くする一心で基礎の立ち上がりだらけになり、基礎の通気が悪くなってる場合もありますので、基礎はちゃんと換気できているのか合わせて確認するのがおすすめです。

次に断熱になりますが、

断熱性能はQ値とC値という数値で、比較することが必要です。

 

簡単にこの2つを説明すると、Q値は家の断熱性能を数値に表したもので、値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。

次にC値とは、家の気密性能を表す数値となります。こちらも数値の小さいほうが、気密性能が高くなります。

Q値は次世代省エネ基準として2.7以下の数値にするように規定されていますが、次世代省エネルギー基準といっても何年も前に決められた数値なので、次世代省エネ基準はクリアして当たり前にな

ってきます。

「うちは次世代省エネ基準をクリアしています」という工務店は、別にすごい基準を超えている訳ではなく、最低限クリアしないといけない当たり前の基準を超えているという認識を持ってもらえば大丈夫です。Q値は関東から西の温暖な地域であれば、2.0以下が一つの基準となってきます。それよりも寒い地域であれば、もっと低い数値にする必要があります。

ただ、Q値というのは極端な話、窓を無くしていけば数値が良くなっていきますし、小さい家ほど数値が悪くなるという欠点もあります。

そのため、これからは「外皮計算」と呼ばれるものや「一次エネルギー消費量」という数値に置き換えられるようになっており、性能にこだわった工務店はすでにQ値でなく外皮計算の数値を出すこともあるので注意が必要です。

次にC値ですが、C値が良ければ良いほど家に隙間が無く、冷暖房で温めたり、冷やしたりした空気が外に漏れるのを防いでくれます。

一方、C値が悪い家だとせっかく温めた空気がダダ漏れとなってしまい、冷暖房効率の悪くて寒い家になってしまいます。

C値の目標としては、できれば1.0以下を目指したいところです。最低でも2.0以下は確保したいところです。

ただ、C値は腕の良い大工がいるから上がるわけでもなく、会社として勉強や試行錯誤を行い、C値を良くしようとしない限りC値は良くなりません。

そのため、気密性能に意識のない工務店であれば、C値自体を計測したこともなく、自社で建てる家がどれくらいのC値なんかも知らない工務店なんかもあります。

その場合は、性能に対する意識が低すぎる工務店なので、すぐにお断りを入れてしまうのが無難です。

工事現場は、会社として意識しないとキレイになることはありません。

職人からすると掃除に時間も手間も余計にかかるので、歓迎されることではありません。

それでもキレイにするということは、会社と現場の意思疎通ができていることの現れとなります。

また、雨が降っているときの養生なども意識している工務店と意識していない工務店の差が大きいので、いろんな工事現場を見てみることをおすすめします。

丁寧な仕事だと性能まで意識がいきますし、造りも丁寧でキレイなことが多いです。

家を建てるなら工事現場は必ずチェックしておきたいポイントなんですね。

次に価格の話です。

また、家の価格で気をつけたいのが、工務店によって見積もりの中に入っているものが違うということです。

単純に家の価格だけを下げたければ、家の見積もりに入っているものを抜いていけば価格は下がります。

たとえば、柱や床など見積もりから抜いてしまうと家が建たなくなってしまうものは見積もりから抜けませんが、家の工事の時に出る残土や、仮設のトイレなんかは見積書の中に入っていなくても家を建てる事は可能です。

では、その見積書から抜いたものはどこに行くのかというと、資金計画書という家づくりの総予算が載っているものに記載されるようになります。

そうすれば、見積もり上の金額は安く見せることが可能になります。

 

複数の工務店の価格を比較するとき、資金計画書の総額を見れば判断することができます。

総額なので、家づくりで必要な本当の金額で比べることが出来ます。

そのときの注意点は、地盤改良や付属設備(カーテン・エアコン・照明器具等)の予算取りです。

資金計画では予算取りの額を把握して、金額を比べる時に公平にすることが重要なポイントになってきます。

 

次に、担当者との相性はとても重要になります。

家づくりは時間が掛かるものです。合わない担当者との家づくりは想像するよりも大変なものです。

やっぱり相性の合う人と家づくりをしたいですよね。

家づくりにとって、担当者の相性、知識、経験、信頼度というのは、家づくりでかなり重要なポイントとなります。

最後にアフターサービスです。

当然、家を建てるならアフターサービスが充実した工務店が理想的です。

最低限、定期点検はどれだけあって、不具合に対しての保証は何年なのか確認はしてください。

家ができてからのことを考えるのも重要です。

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