家を建てるのにいくらかかるの?実践編
今回は、前回の『家を建てるのにいくらかかるの?』の解説した項目に
あくまでも概算になりますが、金額を当てはめてみたいと思います。
概算になりますので、平均的な金額と思ってくださいね。
そこで、
予算を3,000万円以内として、当てはめてみましょう。
① 建築本体工事費
※木造2階建(在来構造) 延べ床面積30坪の場合の概算
(坪単価60万円で計算した場合)
・建築本体工事費…1,800万円
・消費税8%…144万円
合計1,944万円
本体工事には、何がどこまで含まれているか、各施工会社によって異なります。
確認が必要です。
② 別途工事費
・地盤改良工事費…100~150万円 (その土地の地盤の強弱により上下します。)
・外構工事費…100~150万円
・照明器具工事費…50万円
・カーテン工事費…30万円
・空調工事・特殊設備費…120万円
・屋外電気工事費…20万円
・屋外給排水工事費…70万円
・ガス工事費…30万円
合計540~640万円
・消費税8%…約43万円~51万円
別途工事は外注などもあり、工事内容や金額は施工会社の考え方によって、異なりますので、注意しましょう。
③ 諸経費
・祭典等費用…25万円
・申請関係の費用…15万円
・設計料…80万円
・登記関係の費用…25万円
・ローン関係の費用…60万円
・火災保険料…25万円
・固定資産税・都市計画税等の
概算金…20万円
・引越し費用…30万円
合計280万円
・消費税8%…約22万円
引越し費用は忘れがちなので注意しましょう。
①本体工事+②別途工事+③諸経費の合計は、
1944万円+583万+302万円=2,829万円
(別途工事は540万円でシュミレーションしています。)
(別途工事や諸経費にも消費税が加算されると想定)
家を建てる時には、全体の予算を決めてから、見積もりをしてもらうようにしてくださいね。
見積もりから始めると、その見積もりが基準になってしまうからです。
建築費の各工事費の比率は、本体工事が70%、別途工事が20%、諸経費が10%前後といったところでしょうか。
諸費用は、現金が必要になる項目もあり、事前に何がいくらかかるのかは把握して準備しておきましょう。
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