2019年4月24日
スキップフロアのデメリット
スキップフロアについて、特徴とメリットについて書きましたが、
当然、デメリットもあります。
今回は、そのデメリットを紹介します。
最大のでメリットは、コストとその施工にあります。
スキップフロアを計画する場合は、スキップフロアの良さと悪さを
熟知した設計者が必要となります。
それだけ空間デザインは難しいものです。
手間や材料費用など、コストがかかることもあります。
耐震等級の取得に関しても、設計士さんの力量が必要となります。
長期優良住宅の認定は、スキップフロアを設置する場合、非常に困難となります。
そして、壁がない分、音やプライバシーは、著しく影響します。
スキップフロアは段差で、空間を仕切りますので、老後のことを考慮した場合、バリアフリーとなりませんし、後で、ホームエレベーターを設置することは、ほぼ不可能ですので、将来を見据えて考えるなら、計画段階から、あらかじめ想定した間取りにする必要があります。
計画段階では、スキップフロアの場合、平面図では分かりにくいので、
模型を作成してもらうことが必要になります。
確認しながら家づくりを進めていかないと、後でとんでもないことになります。
移動には必ず、段差があることで、不便な場合もでてきます。
この段差が、ストレスとなるかもしれません。
家を建てる時には、長期的なスパンでとらえたイメージが必要で、例えば、お子さんが成長した時、お子さんが巣立った時、自分たちが年老いたときなど、想定し、スキップフロアの間取りを考える必要があります。
なかなか自分では、よくわからないし、時間もないという方は、あなたの代わりにチェックしてくれる建築コーディネイターや建築士などの専門家に依頼することをお勧めします。
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